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KASTのTGE見送りから考える、2026年のクリプトカードの選び方
資金力が大きいことと、ユーザーの将来報酬が保証されることは別です。クリプトカードを選ぶなら、期待値よりも「いま使える機能」と「確定した費用・還元」を先に確認したい。
資金力は大切。ただし、それだけでは決められない
KASTは2026年3月に8,000万ドルの資金調達を発表しています。それでも、11月には通常のTGEを行わず、ポイントをKPUに移す方針が示されました。資金調達そのものは事業の継続力を考える材料ですが、「必ずトークンが出る」「ユーザーが利益を得る」という意味ではありません。
大きな資本を持つサービスと、有力な新興サービスを比較するときも、次の5つを別々に確認するのが合理的です。
5つの比較軸
- 運営と提携先:誰がサービスを運営し、カード発行・資金移動をどの事業者が担うか。
- 目の前の機能:カード発行、Google Pay / Apple Pay、入金、海外送金が今使えるのか、それとも予定なのか。
- 実質コスト:年会費、為替換算、チャージ、ATM、銀行送金の費用。
- 還元の中身:現金同等の決済クレジット、トークン、ポイントは価値と引出条件が異なる。
- 検証状況:公式サイトの案内、本人や第三者の成功例、編集部の実決済を混同しない。
新興のCashiは何を確認できる?
CashiはCrypto.com、Binance、Coinbaseなどの経験者が在籍すると公式に説明しており、創業者Estherの関連領域での経歴を15年と紹介しています。また、本人名義のUSD受取口座とVirtual Visaカードを提供しています。
ただし、Cashiも無条件に優れた選択肢ではありません。2026年11月5日時点でApple Payは未提供でGoogle Payは対応、USD以外の決済は1%の換算手数料があります。3%・2%・1%還元は対象カテゴリーと月間上限のある特典で、現金として引き出せるわけではありません。USD受取口座の利用可否と追加KYCも個別審査です。
日常で使うなら何を優先するか
海外クライアントからUSD報酬を受け取りたい人はCashiのUSD口座が検討材料になります。Apple Payを必須とする人は、現時点でCashiを第一候補にするべきではありません。KASTはTGE見送りとは別にUSDキャッシュバックを継続しており、TRIAはプラン・月間上限によって実際の還元が変わります。
「新しいサービスだから伸びる」「資金調達したから安全」のどちらか一方に賭けるのではなく、最初は少額で検証し、記録が揃ってから利用額を増やすのが現実的です。
参照した公式発表・根拠
情報確認日:2026年11月5日。日付は公表日と記事掲載日を区別しています。一次情報へのリンクと必要に応じて独立報道を記載しています。